しゅうさんのミリタリー雑談ブログ

主にミリタリー系のネタ(製作したスケールモデル、時事ネタ、雑ネタ等)を中心にしたブログです。

F-16がSu-35を撃墜した話題(私見)

画像引用:https://x.com/KpsZSU/status/1905588352608321578

昨年秋にF-16Su-34を撃墜した噂が出回りF-16の初戦果だ!と巷ではずいぶん盛り上がりました…が…その後続報もなくフェイクというか、先走ったニュースのようでした。

ここ数日、似たような話題が巷では盛り上がっています。

フェイクの可能性があるので、数日間様子見してましたが、どうやらSu-35が撃墜されたことは事実のようですけど、それがF-16によるものかはっきりせず…。

ウクライナ軍も撃墜戦果は公表しましたが、F-16によるものか言及はなし。

ホントなら、戦意高揚のため大々的に発表してもいいような気がしますが…。

今回は、スウェーデンから供与された早期警戒管制機ASC890とのデータリンクによる戦果のようです。

ウクライナが予想外の空中戦勝利、F-16がロシアのSu-35を撃墜 — ドイツBILD誌

「戦闘はウクライナ北東部上空で発生した。ウクライナ空軍はクルスク地域のロシア軍陣地への攻撃のため戦闘機を派遣した。これに対し、ロシア軍はSu-35を投入した。 しかし、ロシア軍パイロットは待ち伏せ攻撃を受けた。スウェーデンのサーブ340AWACS(対空迎撃システム)機がF-16とともに離陸し、国境から300km地点でロシア機を発見し、その座標をF-16パイロットに送信した。 F-16はAIM-120ミサイルを発射し、Su-35はクルスク地域のコレネヴォエ付近の国境から16km地点で撃墜された。 実際、数百km離れたロシア機を検知できるスウェーデンAWACSシステムは、ロシア軍Su-35のレーダーの射程距離における優位性を無効化した。」

ASC890のレーダー補足範囲は高度6000mで全方向300~400kmとなっています。一方、Su-35のレーダー補足範囲はF-16等の中型戦闘機で300~400km、F-15の大型戦闘機で400~500km可能ですが、あくまで機体正面の狭い照射範囲ですから、地上レーダーや警戒管制機の情報提供なしでは機体正面以外の対応は難しいかと。

このドイツBILD誌ですが、でっきり日本のゴシップ週刊誌レベルと思ってましたが、そこまで酷いものでもないようで…でもまぁ、どこまで信用できるものか?

でも、記事自体は十分あり得る内容と思いますし、今後ロシアは“ASC890狩り”を考えるでしょうから、スウェーデンからの貴重な丸腰のレシプロ機を、しっかり護衛してほしいです。

しかし、第5世代ステルス機(F-22F-35)の対レーダー秘匿性能は抜き出てますね。

36~58kmまで発見されずに接近できるわけです。

短距離対空ミサイルAIM-9Xの射程は40km以上、飛翔速度はマッハ2.5ですから、マッハ1(340m/秒)の航空機との相対速度は1,190m/秒です。

なので相手からすれば、レーダー警報後30秒以内にいきなりミサイルが向かってくるわけで、回避するのがなかなか厳しいものかと。

このステルス性能の例えがなんとも笑えるというか…Su-57はここまで酷いとは思えませんし、J-20に至っては悪意すら感じますが…笑

お口直しに…ASC890がスウェーデンからウクライナに移送される時に、護衛してきたスウェーデン空軍のグリペン戦闘機が帰っていく時の動画です。

 

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