
画像引用:https://x.com/DefenceU/status/1934323522278752684
また最近懲りずに、ロシア軍は貴重な機械化戦力を3時間で2個中隊失ったようです。
装甲車両24両中18両の損失…ほぼ全滅です。
On June 17, russian forces attacked the Luhansk front with armored vehicles and motorcycles for nearly 3 hours.
— Defense of Ukraine (@DefenceU) 2025年6月19日
The result:
18 enemy AFVs destroyed
13 motorcycles eliminated
78 invaders neutralized
Ukrainian Defense Forces held the line. Relentless and unbreakable. 🇺🇦
📹:… pic.twitter.com/E8sG6rjmsN
今回、UNITED24(ウクライナ政府の公式WEB)にこの件をふまえた?動画レポート(日本語字幕対応です)があります。
過去のヤラレ動画を部分的につなぎ合わせたドキュメンタリー風に仕上げてますが、ロシア軍機械化部隊の稚拙な攻撃の様がわかります。
まるで映画を観てるような…ていうか、部隊が壊滅する様を冷静に観ている自分が怖いです。
以前、膨大な損失により装甲車両が枯渇し、バイクや民生車両を徴用して攻撃に使っているとバカにして笑ってました…が…今はこれもありやねと思えます。
ただ、2025年以降の例えはちょっと…。笑
Not hard to predict 2026 too... pic.twitter.com/hLFmTysFqV
— Quasimodo (@quasimodobg) 2024年5月30日
というのもこれだけドローンが前線を飛びまくるようになると、バカデカい装甲車両で突撃してもドローンの的になるだけで、機動力が高く目立ちにくいバイクとかで小規模に分散して突撃する方がマシかも…と思っていたら、ISWも2025.6.24のレポートでロシア軍のバイク部隊に言及しました。
元ネタ:https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-june-24-2025
「ウクライナに拠点を置くオープンソース諜報組織Frontelligence Insightは6月23日、ロシア軍がバイクの使用に関して確立している戦術ドクトリンについて追加情報を提供した。ロシア軍はバイクを主に攻撃歩兵の輸送手段として、陽動作戦、偵察、浸透、および側面支援任務に使用していると報告した。各分隊は、2~4台の携帯型電子戦(EW)システムと、ウクライナのドローンをスキャンする装置を1台装備しており、さらに負傷者の搬送や兵站支援にもバイクを活用していると報じている。ウクライナの軍事評論家、コスティアンティン・マショベツは2025年5月、ロシア軍は主に装甲車両と連携してバイクを使用していると報告した。しかし、ここ数週間、ロシア軍は戦車や装甲車両に依存しない輸送手段や前進手段として、バイクへの依存度を高めているようである。」
なのに…今回、なんでこんな愚行に打って出たんでしょ?
たしかにバイク部隊だけでは展開できる規模は知れてますから、大規模な機甲突破を目論んでたんでしょうかね?
さて、ここでちょっと講釈を垂れます。
戦闘を行う上での戦力の機能は以下の5項目があります。
①発見の機能(偵察や警戒により、敵情を明らかにする機能)
②拘束の機能(接敵機動と接触を維持することにより、敵の行動を制限する機能)
③制圧又は攪乱の機能(砲兵火力などにより、敵の組織的行動を妨げる機能)
④機動の機能(敵の弱点を圧迫するために戦力を再配置する機能)
⑤占領の機能(敵に対して決定的な打撃を与える機能)
そして、上記機能を発揮するための戦力を戦闘力と呼びます。
さて、この講釈をなんとなく理解した上で、先ほどのUNITED24の動画を観ていただくと、ウクライナ軍はこれら5つの機能すべてが実践された戦闘力を発揮していることに対し、ロシア軍はただ人海戦術でキルゾーンに突っ込んでいくだけ…というのがわかります。
もちろんこの無謀な戦術が全てではないですが、ロシア兵死傷者数100万人突破という数字が全てを証明していると思うのですが。