しゅうさんのミリタリー雑談ブログ

主にミリタリー系のネタ(製作したスケールモデル、時事ネタ、雑ネタ等)を中心にしたブログです。

アスカモデル 1/35 シャーマンVCファイアフライ(完成品)

ファイアフライは、ノルマンディ上陸作戦実施を控え、重装甲のドイツ軍戦車に対抗するための戦車開発が急務のなか、新型車両(チャレンジャー巡航戦車)の開発遅れのため、信頼性の高い米軍のシャーマンの車体に攻撃力の高いイギリス軍の17ポンド砲を搭載する車両として開発されました。

ファイアフライが搭載する17ポンド砲は、APDS弾(装弾頭付徹甲弾を使用した場合、ティーガー1の正面装甲(100mm)を1,500m以上の距離から貫通できる威力がありました。

しかし、1,000m以上の長射程では命中精度が悪かったため実戦では遠近問わず命中精度の高いAPCBC弾(徹甲榴弾)の評価が高かったようです。

また、シャーマンの小さな砲塔に大きな17ポンド砲を無理やり搭載したことで、砲弾の装填に手間がかかる、砲塔の回転速度が遅い、射撃後の排莢時に未燃焼の推進薬がフラッシュバックを起こし、敵に対して位置がバレる等の欠点がありました。

ちなみにこのフラッシュバック現象が、ファイアフライ(蛍)と呼ばれる由来となってます。

ベースとなったM4シャーマンは、装甲が薄く被弾すれば即炎上し、乗員の生存率が低かったとの記事を見ます。

確かに、炎上する原因となる弾薬庫が装甲の薄い車体側面にありましたが、後々ファイアフライでは床下に装甲を施した弾薬庫を設置し、シャーマンも湿式弾薬庫で対応するなど、乗員の生存率は改善されていきました。(ただし、ノルマンディ上陸直後は改修前の車両でしたから、言われるような生存率の低さだったと思います)

ファイアフライは、かのミハエル・ビットマン乗車のティーガー1を撃破したことで有名です

これまで、ヤーボ(戦闘爆撃機)やカナダ軍の対戦車砲に撃破された等の諸説ありましたが、今では当時の部隊位置による射線解析、ティーガーの被弾状況、現場証言等から、イギリス軍のファイアフライ(第1ノーフォーク・ヨーマンリー連隊)が撃破したという説が最も信憑性が高いようです。

最後にキットについて、すこし。

私の模型人生初のWW2連合軍車両でした。

アスカモデル(旧社名タスカモデル)のキットはかなり評価が高く、期待して製作しました。

たしかにパーツの合いも良く、とても組みやすく、プロポーションも良く、満足度は非常に高いキットでした。(現在、再販されたようなので買い時かと思います)

強いて言うなら、エッジングパーツの加工と接着が少し手間かもしれません。

他に入手できる1/35のVCファイアフライのキットは、ライフフィールドとドラゴンです。

タミヤからも限定キットが発売になってましたが、このキットのOEM版なので、高価な中古キットを買う必要はないと思います。

また、プラッツからガルパン仕様も発売になってますが、これもこのキットのOEM版です。

ドラゴンのキットは、メルカリ等でお安く手に入りますが、酷評が多く私は買わないと思います。

ライフフィールドのキットは評価が高いですが、少し組みにくいようなので、総合評価としてはアスカモデルのキットが一番良いかと思います。

 

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