F-15は米空軍の制空戦闘機としてF-4の後継機として開発され、初期型のA/B型と改良型のC/D型、マルチロール機(戦闘爆撃機)のE型があります。


A、C型は単座、B、D、E型は複座となります。



2020年にはE型の改良型EX型(イーグルⅡ)の運用が始まり、2026年から沖縄嘉手納基地に48機の配備が決まってます。




同盟国向けにもEX型以外の各機種が供給またはライセンス生産されていますが、本国仕様のデチューン機となり性能がやや劣ってます。

また日本向けの機体(F-15J、F-15DJ)は戦闘機(C/D型)ベースですが、他国は戦闘爆撃機(E型)ベースとなっています。

1972年の運用開始以来、米国や運用国における被撃墜(撃墜された)記録は報告されていません。(ただし、訓練中の墜落事故はあります)

F-15シリーズの外観上の大きな特徴は、アイリス板の無い剥き出しのエンジンノズルです。
アイリス板は可変ノズル保護と整流効果のため取り付けられていますが、F-15は過去にアイリス板脱落事故を起こしましたが、アイリス板なしでも機動性に問題がなかったため、外したまま運用されています。
ちなみに現役の米軍機ではF-15以外のF-16、F/A-18、F-35はアイリス板が取り付けられています。

画像引用:File:140122-F-KB808-549 (12188375794).jpg - Wikimedia Commons

画像引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:FA-18.engines.RAAF.jpg
個人的にはアイリス板なしのほうが、メカ感があって好きです。



画像引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:F-15E_Strike_Eagle_MAKS-2011_(6).jpg
もうひとつの外観上の特徴としては、コンフォーマル・フューエル・タンクという追加燃料タンクをエアインテーク側面に追加装備し、さらにその下部の左右にLANTIRENポッド(暗視・レーザー照射装置、地形追従レーダー)を装備しています。(トップガン マーベリックでレーザー照射装置として登場する機器です)
この追加燃料タンクの張りだしは、ベースのF-15と比べてもかなり目立ちます。
武装は空対空ミサイルから誘導爆弾、クラスター爆弾、バンカーバスター(地中貫通弾)等々、現用の米軍のほぼ全ての攻撃兵器が搭載可能です。

近年は、F-15EやF/A-18、F-16、ユーロファイター、ミラージュ2000などのマルチロール機が主流になりつつあります。
要は任務ごとに別々のプラットフォームを開発するより、多種多様な任務に対応できるプラットフォームを開発するほうが、費用も人手も時間も少なくて済むという“経費節減”が理由にあるようです。
ここでキットについてボヤキを少し…。
- 製作日誌の中でボヤキまくってますが、とにかくパーツの合いが悪く、削ったり、切ったり、パテ埋めしたりと、修正作業は必須(エアモデルでは常識の範疇らしいですが)
- 押し出しピン跡が至る所にあるので、パテ埋め作業は必須
- 1/32という大スケールのため、何をやるにも時間がかかり、同じ工程の繰り返しが多く製作途中で飽きてくる
- キットの武装は、GBU-10、MK-20、AIM-9Lのみとショボいです。すでに当キットは生産休止品のため、追加武装満載の後続キット(バンカーバスター)を入手してください。もし安く手に入れたいのであれば、当キットがオークションサイトに激安で出品されていることがあります。(私も某サイトで激安で入手しました)
- ただし、後続キットとは言え、武装が追加されているだけで機体は今回と同じキットなので、それなりの覚悟が必要
- 当然デカールもデカいので、貼る時のミスやシルバリングが起こる可能性が高く、できれば予備のデカールがあったほうが安心
と、これホントにタミヤさんの製品?と思うくらいに不満爆発キットです。


でもまぁ、1993年の古い設計・金型キットなので仕方がないとはいえ、イーグルⅡの配備も始まりましたし、ぼちぼち新設計・新金型キットが出てもいいんじゃないっすか?…と勝手に思ってますが、大スケール故に需要も限られてますし…難しいのかな…。
個人的に空モノは、1/72がベスト、せいぜい1/48までかな…1/32は断トツの迫力がありますが、何せ完成品を置くスペースが…。